17:00

ひまわり保育園到着時は、どしゃぶりでしたが、保育園裏口の屋根の下で、準備開始。

待機していたボランティアさんに聞き取り調査。(写真上)
東京・横浜などからきた大学生でした。
市町村間の連携が弱く、どこへいっていいかわからなかった等、ボランティア受入れ態勢の課題も見えました。


地域の皆さんにご挨拶
地域の方が、NPOを紹介してくれました。
「温かいうどんを心を込めて作ります。楽しみに待っていてください」

この日は、夕飯だけ一時帰宅して家で食べ、またこの避難所に戻る予定でしたが、みちみらいの炊き出しがあるとなって地域の皆さんは大変喜んでおられました。自宅へ戻ってもすぐに通常の生活に戻るには時間がかかるというのが現状のようです。


ここでは200食を炊き出ししました。
お湯が沸くまで約1時間。皆さんに配られたのは6時過ぎとなりました。
    ボランティアさんが中へ運びます
この地区の避難所となった「ひまわり保育園」は、統合保育園として完成したばかりのきれいで快適な施設です。
こうした地域の公共施設をうまく使うことが大切と感じました。

また、地域のコミュニティがしっかりしており、集落ごとに部屋割りをしお互いに支えあう等、辛い避難所生活の中でもぬくもりのある光景がみられました。

うどんは、子どもにも高齢者にも食べやすいと大好評でした。   

 
 
災害対策本部の情報掲示板
目の悪いお年寄りには、必要事項を大きな字でわかりやすく伝えるといった配慮も必要のようです。
 
 

小国町の区長さんのコメント
「救援物資はたくさんいただいたが、女性みちみらい上越の皆さんのように心温まる支援をいただいたのは今日が初めて。私たちも、落ち着いたら、何か人の役に立つことができるようにしたい」

小国町のある男性のコメント
「NPOの皆さんと話をしたら勇気がでた。頑張っていこうと思う」


最後に部屋をまわって、激励のご挨拶。たくさんのあたたかい拍手をいただきました。
最後までお見送りいただきありがとうございました。


20:30

 今回の新潟県中越地震が阪神大震災と大きく異なるのは、過疎化、高齢化が進む中山間地域のしかも豪雪地帯だということです。
 厳しい冬の到来の前に、少しでも安心できる環境づくりを進めていかなければなりません。
 電気、ガス、水道のライフラインはもとより、陸の孤島とならないためにも早期の道路整備が必要です。さらに、消雪パイプや雪崩予防施設の復旧も、冬期の道路交通を確保するため欠かせません。高速道路をはじめとした道路の復旧の早さに、今回は驚きました。道路が復旧すると同時に、人や物の流れも急速に動き出します。一刻も早く、被災地の皆さんが元の生活に戻れるよう支援をしなくてはなりません。
 そして地域の皆さんが自らの力で立ち上がれるよう、行政、NPOを始めとしたボランティアと地域の連携による支援が益々必要だと感じました。



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